マダニとピンセット。
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とにかく何が何でも嗅がなくては気が済まないPresto。
散歩に出れば常に地面に鼻を擦り付け、真剣に地面の匂いを嗅いでいる様はまるで昔の映画に出て来る警察犬のよう。また穴があればとにかく顔を突っ込まなければ気が済まないのもPresto。

そんなわけでこの季節、森や草原を散歩する際にPrestoがマダニを拾って来る危険度はとても高い。





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先日起床後のPrestoとの定例おはようスキンシップの際に、Prestoの体に食いついたマダニを一気に三匹も見つける。

写真は既に80%ほど満タンにPrestoの血を吸って腹が膨張したマダニ。これはPrestoの後肢の付け根と腹の間に食いついていた。他の二匹はPrestoの右耳の後ろにまだ食いついたばかりのようで腹は膨らんでいなかった。

マダニが食いついて実際に何が問題かというと、マダニがボレリア菌という犬にとって(人間にとっても)致命的な菌を保有して点。
マダニが食いついて吸血する際にこの菌が体内に入り込み犬や人が感染すると、発熱、関節炎、髄炎、神経障害を起こし、人に感染した場合最悪死に至る事も稀にあると聞く。
ドイツ国内では特に南ドイツにこのマダニの生息率が高く、丁度僕らの住む地域は、その中でも一番生息率が高い地域なので日頃から散歩の後はPrestoと僕らの健康のためにもマダニチェックは欠かせない。

日本の場合は事情が少々異なり、マダニはドイツでは一般的なボレリア菌を保有しておらず、その反面血球中に寄生し発熱、食欲不振、貧血、黄疸、血尿を引き起こすバベシア菌を保有していて急性または慢性のバベジア症を引き起こす危険を孕んでいる(これに関しては僕がいつも愛読し勉強させて頂いている犬をまじめに考えるブログ「dog actually」に詳しく書かれている)。
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さてマダニが実際に食いついてしまったら、勿論それを取らなくてはいけない。

そこで登場するのがピンセット。
こちらにはダニ抜き用の専用具も入手する事が出来るが、これがヤワな作りで今ひとつ信頼性に欠けるので、T(長年猫を飼っていただけにダニ抜きのエキスパート)曰くピンセットで抜くのが一番確実なのだそうだ。

上の写真のように大方吸血を終了し、パンパンにふくれたマダニの場合はピンセットで実は簡単にブチっと引き抜く事が出来る。
問題は食いつき初めのまだ腹が膨らんでいない小さい状態。マダニは普通の状態では2〜3mmほどしか無くまた平らな形状をしており、これを体をブチ切らずに抜くのは結構難しいらしい(T談)。

上のピンセットの写真はTが実家から持参したピンセットの数々。
結局Tは一番右に移っているピンセットが一番Prestoのマダニを引き抜けくのに最適と判断。実際にまだ抜いた事の無い僕は、素人目に「真ん中の先が平らになっているピンセットが抜き易いんじゃないの?」と言ってみるものの、マダニ抜きエキスパートのTに「そのピンセットじゃマダニの首根っこを旨くつかめない!」と言われた。

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短毛短毛と巷ではいわれるウィペット。

でも実際には耳の後ろや首周りにはそれなりに毛が密生していて、実際に2〜3mmのマダニが表面を這っている時は比較的発見し易いものの、今回の件で実際に食いついてしまった後には毛に埋もれて発見し難い事を痛感。これからはもっと念入りにマダニチェックをしなければと感じた出来事だった。

ちなみに「あなた慎重な人だと思っていたけど、実はだまされ易いタイプなんじゃないの?」と毒舌をTから喰らいつつも僕が注文したマダニ対策グッズについては、後日実際にモノが届いてから報告したいと思っている(笑)。
by presto-presto | 2009-04-18 22:04
<< 黙祷。 桜咲く庭園にて。 >>



-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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