裸族な住環境。
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日本では短毛のウィペットは寒がりだというのが通説。しかし我が家のPrestoは極寒の真冬でも裸族な野生児。

実は裸族でも平気な訳には日本とは異なるドイツの住環境に秘密がある。




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いきなりだが、僕の実家は東京のど真ん中にあり、そこで僕は23歳まで過ごした。いわゆる普通の家で、冷房も暖房(石油ストーブ)も居間にあり、特に冬場は居間を離れれば寒いのが普通だったし(特にトイレや風呂場)家族で出かけて帰宅した時も部屋が完全に冷えきっているのが普通だった。
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ウン十年前の話になるのだが、大学を卒業してヨーロッパに来た当時、日本とは異なる習慣、文化に勿論僕は少なからぬカルチャーショックを受けた。特に冬場の日本とは異なる暖房の仕組みに少なからぬショック(というか手痛い仕打ち?)を受けたのだった。

ヨーロッパ滞在一年目の冬、僕はクリスマス休暇を友人宅で過ごす事になり一週間程当時住んでいた「家」を留守にした(縁あって何と一人で家一軒を超安価で借りていたのだった)。
勿論日本での習慣であった出かける前の「火の点検」を怠らず、しっかりとすべての部屋の暖房のスイッチを切って友人宅へと赴いたのだった。

楽しい友人宅でのクリスマス休暇を終え、ウキウキ気分で自分の家に戻ると、僕の当時の常識に反して暖房を切った部屋は完全に冷えきり(この冬は記録的な寒さで−25℃とかだった)、セントラルヒーティング(暖房機の中をお湯が流れる仕組みになっている)は凍りつき、幾つかのスイッチは氷の膨張により壊れ、バスルームの蛇口も全滅。唯一キッチンの蛇口だけは生きていたもののお湯は出ないという完全に予想外の状況に僕は泣きそうになってしまった。

完全に冷えきった部屋のベッドに座り凍えながら深い絶望感にうちひしがれていた僕の頭には、何故か「アルプスの少女ハイジ」のお湯を沸かすシーンが浮かび(そんなシーンが本当にあったかどうかは定かではないが。汗)、鍋でまずをお湯を沸かし、そのお湯で凍りついたヒーターのスイッチと本体を解凍して暖房をようやくオンにする事が出来たという苦い思い出は今でも忘れる事が出来ない青春(?)の1ページでもある(苦笑)。
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とまぁ長々と過去の過ち(というか若気のいたり?)をつらつらと書いてしまったのだが、ヨーロッパ(特に中&北ヨーロッパ)の住居というのは、暖房をシーズン中つけっぱなしにするのが普通で、例え旅行などで家を長期離れる際にも、家が凍りつかないように暖房を緩やかにつけておくのは常識なのである(当時はそんな知識も常識も持ち合わせていなかった。汗)。

そんな訳で我が家も暖房が入ると家中実に快適。冬場だというのにTシャツにパンツ一枚でうろうろしても全然支障のない常夏状態なのが普通なのである(それでもソファーに横になると毛布が欠かせないのは習慣か?)。
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勿論人間がTシャツ一枚でうろうろしても快適な温度というのは犬にとっても寒いわけは無く、むしろ寝ているPrestoに毛布などを掛けようものなら、しばらくするとハァハァと顔をしかめて水を飲みに行く始末なのである(笑)。

とまぁこれが日本とは異なる、冬でも快適な温度を保つ住環境による、裸族でも何ら問題なく越冬出来る理由なのである。


ちなみに今晩の散歩の時の気温は2℃。それでもPrestoはシッポをフリフリ、ブルブルと震える事も無く元気に散歩を満喫したのだった(勿論裸。笑)。
Prestoにとってはむしろ暑い夏よりも今の寒さがちょうど良いらしく(0〜15℃くらい)最近はいつもにも増して元気一杯。また昨年はマイナス7℃を越えたあたりからブルブルと震えていた記憶がある。
by presto-presto | 2009-10-15 08:56
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-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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