(初)鴨の丸焼き。
クリスマスシーズンという事で、僕らもはじめて鴨の丸焼きに挑戦。

鳥の丸ごと肉といえば思い出すのがこの方のお尻。今回料理する鴨は腿がニワトリほど発達していないので今一似ていないように見えるけれど、やっぱりこのお尻と丸ごと肉って似ている・・・(汗)。

最近各ブログで料理記事が多いので我が家も便乗(笑)。

今回料理に用意した鴨肉(Duck(英)Ente(独))は冷凍もの。カチンコチンに凍っている鴨肉は前日から自然解凍。内臓はキレイに処理されお尻の穴の中にビニール袋に入って詰まっている(初めて丸鶏をスープにした時に、このお腹の中に詰められたビニール袋入りの内臓を取り出さないで散々な目にあったことがある。汗)。
鳥の丸焼きは、そのまま食卓に出す場合には見栄えが良くなるように後ろ足を縛るのが定番。しかし今回は解体して食卓に出す予定だったので後ろ足は縛らずにそのまま。

まずは全体に塩、コショウを振りかける。

今回メインの料理人は僕。Tは丸ごとの鳥類や魚(魚に至っては切り身しか食べない)等々生き物の形をしているものには拒絶反応がある(食べ物に関しては色々とややこしい)ので僕が調理。Tは横でドイツ語で書かれたレシピを読み上げたり野菜類を切って僕をサポート(笑)。
鍋にオリーブオイルを軽くひいて鴨を全面こんがりと焼き上げる。

今回使用した鍋はLe Creusetのオバール型のサイズ31。我が家で一番大きな鍋。
Tと結婚してから僕らがまず買いそろえたのがLe CreusetやSTAUBといったフランス製の鋳鉄鍋(勿論一度に買いそろえる事の出来る価格ではないのでチマチマと)。熱伝導率の良い鋳鉄鍋は何でも美味しく作れるという評判は聞いていたものの実際に使うまでは半信半疑だった僕ら。いまではすっかりその味に魅了されソースパン(ステンレス製)とパスタ鍋以外はすべて鋳鉄製の鍋を使用している。
鴨を焼いている間に野菜類をカット。タマネギ(中)2個、人参2本、セロリ2本をそれぞれ適当な大きさに切る。
鴨にこんがり焼き色がついたら一旦鍋から出し余分な油を捨てる。

鴨はとにかく脂身が多いので胸肉を調理するだけでもかなりの量の油が出る。今回も丸ごとという事もあり写真のように実に沢山の油が出た。
余分な油を捨てた鍋にバター(20g)とベーコンの切り身(150g)を投入。ベーコンに軽く火が通ったあたりで切っておいた野菜も鍋に投入。木べら(鋳鉄鍋には金属製の調理器具を使用するのは御法度)で軽く炒める。
野菜を軽く炒めたら白ワイン大さじ5を入れる(レシピ本にはポートワイン大さじ5と書かれている)。

いきなりポートワイン(ポルトガルの貴腐ワイン。甘口)何ていわれても我が家にストックは無いので白ワインで代用。甘口という事でレシピには書かれていない砂糖大さじ1もついでに入れる。
白ワインを入れ木べらで鍋底にこびり付いた焦げや肉汁をゴリゴリと落とし、塩、コショウ適量を入れる。それに加え乾燥タイム(フランス料理には欠かせない)適量とローリエ2枚を入れる。
鳥ブイヨン約100mlも入れる。いつもは瓶詰めのブイヨンを我が家では使用しているのだけれど、今回は買い忘れたので粉末状のインスタントブイヨンを使用。しかし出来上がりの味はインスタント臭さも無く上々だった。
すべてを投入し終えたら、こんがり焼き色のついた鴨を鍋に戻して蓋を閉め中火で45分程コトコトと火にかける。あとは鍋が美味しく調理してくれる(これが鋳鉄鍋の良いところ。笑)。
僕らがキッチンで調理している間Prestoはリビングで寛ぎタイム。
大抵はソファーで寝ている事が多いが、この日は何やらゴソゴソと一人ぬいぐるみと格闘していた模様。
Tはその間、僕からのクリスマスプレゼントの一つ「SUPER MARIO BROS.Wii」をプレイ。僕はソファーに横になりTにあーだこーだと好き勝手に指示を出す(マリオは子供の頃から苦手。汗)。
WiiをプレイするTの横に陣取ってウトウトするPresto。散歩の後なので結構お疲れ。
セットしておいたタイマーがジジジジーと鳴り、僕は一人キッチンへと向かう。

コトコトと旨い具合に蒸し焼きとなっている鍋を開けて黒オリーブ100gを入れさらに20分調理。このオリーブが今回の隠し味。中々良い仕事をしてくれる(笑)。
それと同時に付け合わせのRiziBizi(洋風混ぜご飯?)を用意。鍋にバターを入れサイコロ状に切った人参、赤パプリカ、グリンピース、コーンを軽く炒め米2カップも軽く炒める。水2カップを入れ沸騰するまでは蓋を開けたままで強火で加熱、沸騰しはじめたら弱火にして15分。蒸らし約10分で美味しいRiziBiziが出来上がる。
すべての仕込みが終わりリビングに戻るとPrestoはこんなホラーな姿で寝ていた。Wiiに集中していたTもさすがにこのポーズにはおののいていた(笑)。
オリーブ投入後20分にセットしておいたタイマーが鳴ると出来上がり。オーブン無しでもこんな感じで丸焼きが出来る。

鴨は皮がパリッとしたのが好きな僕らは、このあと10分だけオーブンに入れ表面をさらにパリッと焼き上げる(レシピ外)。

焼き上がった鴨は、まず調理ばさみで真ん中からまっ二つに切断。その後モモと手羽を切り離し削ぎ切りに。レシピ本ではソースは漉して使用となっていたけれど、煮込んだ野菜類とオリーブ&ベーコンが絶妙に美味しかったので僕らはそのまま使用。
そして出来上がったのがコレ。中々高級そう(笑)に仕上がった。

鳥の丸焼きというとカサカサと乾いていてジューシーさに欠けるからキライと言っていたTも今回の鴨の丸焼きには大満足。付け合わせのRiziBiziも気に入ったらしく残さず食べていた(笑)。

オーブン無しでも出来るお手軽丸焼き。オリーブとベーコン&野菜の絶妙なコンビネーションとジューシーな鴨肉が美味しい一品だった(大成功!)。
by presto-presto | 2009-12-29 11:10 | Trackback | Comments(14)
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Commented by kayon at 2009-12-29 12:06 x
ひゃ〜、ピックリしました。お宅のまな板と包丁、うちでも全く同じの愛用しております。おそらく同じ物だと思いますが、包丁はタイ製ですか?

プレゼント無事みんなに喜んでもらえました!私たちはクリスマスディナーにトルテリーニを作りました。初めての手打ちパスタだったんですが、うまくできて良かったです。

鴨もおいしそうですね。オーブンなしで出来るなんて知りませんでした。うちでも試してみたいです〜!ああ、ヨダレが〜〜
Commented by rinomasa at 2009-12-29 12:55 x
ウィペットのおしりとか太ももっておいしそうだなといつも思ってます。足は骨がらみたいですが(笑い)太ももとかおしりをさすさすするといやそーな顔します。ウィペットの体型って日本ではかなり珍しいのか好奇心的な視線が!ほそー!やぎの子供!などなど。かっこいいって思ってるんですけど飼い主は・・・
Commented by miniwindi at 2009-12-29 17:26 x
そうそう!イタグレのお尻だと小振りになるので、一段と似てきます。
しかし、鴨、美味しそうですね〜 我が家でも挑戦してみたい。
クリスマスは過ぎてしまいましたが、
Ich wühsche Ihnen, einen guten Rutsch ins Neue Jahr !
良いお年をお迎えください。
Commented by go at 2009-12-29 19:28 x
ルクルーゼ、こんな調理法もあるんですねー。
うちにもあるからまねして作ってみようかな・・・
丸ごとの鴨を調達できるかどうかが一番の難題かも。
Commented by さん&あん at 2009-12-29 19:37 x
うわっ!
この間、私もさんのお尻を盗み撮りしてたから、やっぱりどこも一緒だ~って思ったけど、鴨さんと似てるとは気づかなかった~!
でも、似てる!

すっごいおいしそうに出来てますね♪
私も作ってみたい!
ルク鍋の使い方に脱帽!
こんな風にも出来るんですね~

Commented by 汐琉 at 2009-12-30 01:21 x
ル・クルーゼ、いい仕事しますねぇ。
うちはクリステル愛用ですが、いいなぁこのオーバル鍋。

…でも丸ごと料理しないから、トリモモ足だけなら
デロンギのオーブンでいいか(笑
Commented by sara-rina at 2009-12-31 02:55
すごーーーい!!! こんなお料理出されたらTさんも感激しはるでしょう〜(ちなみに私、京都人)
最近、こちらでもこのシーズンにお店で売っているので、一度チョウセンしてみたいと思っているのですが・・・私もTさん同様、なかなか手が出ません。それによく映画なんかでも失敗シーンがでてきませんか?
てな事で、興味津々、見せて頂きましたが、スゴイ!! おみごとでーーす。
私もこんな旦那様欲しかったな〜!(Tさんあなたはシアワセです )
prestoくん、チョーリラックスですね。やっぱり皆がいつも以上にリラックスしているのを彼は感じ取っていますね。カワイイ・・・・。
happy year end & new year!!
Commented by presto-presto at 2009-12-31 10:15
kayonさん、凄い奇遇!そうそう包丁はタイ製(笑)。これはTの叔父からの貰い物なのですが、安物なのに良く切れるし使い易い。この包丁が来てから我が家の包丁セット引退してしまいました。

悩みに悩んだプレゼント無事皆さんに喜んでもらえたようで良かったですね。今年は僕らもプレゼントには満足でした。
クリスマスに手作りトルテリー二ってイタリアのようですね。生パスタ、まだ挑戦した事無いので来年是非挑戦してみたいと思います。

このレシピ、オーブン無しで丸焼き出来るのが画期的でしょう。失敗する事は無いと思うので是非挑戦してみて下さい(笑)。
Commented by presto-presto at 2009-12-31 10:21
rinomasaさん、そうそう、特に太腿の肉具合が絶妙に美味しそうに見えてしまいますよね(絶対食べないけど。汗)。
rinomasa家のウィは太腿やお尻さするのキライですか?うちのは何処をさすってもされるがまま(笑)。特にお尻の辺りは爪立てて掻いてあげると気持ち良さそうにしています。
ドイツではウィペット自体はあまり町中で見かけないのですが、サイトハウンドの認識率が高いので「Windhund(サイトハウンド)でしょう?」と良く声かけられます。そして注目度は抜群。今日もショッピングモールで皆の視線を釘付けにしていましたよ(笑)。
Commented by presto-presto at 2009-12-31 10:26
miniwindiさん、そうそうイタグレになるとさらに大きさからいっても鶏の丸ごとと変わらないですよね(笑)。ところでこっちの鶏って日本に比べて小さいと思いませんか?
鴨、用意も調理も簡単。特別な調味料も入らないのに中々の味。是非お試しください(笑)。

年越しの言葉、ありがとうございました!きっとウィーンのシルベスターは凄いのでしょうね(花火にニューイヤーコンサートに本当に盛り沢山!)。羨ましい限りです!

家族のみなさん、そしてエニーちゃんと一緒に良い年越しを!
Commented by presto-presto at 2009-12-31 10:30
あ、やっぱりgoさんも使ってましたね(笑)。これで一度ジャガイモ茹でると(スミマセン、ドイツドイツしてて)もう他の鍋は使えないですよねー(笑)。
この焼いてから蒸し煮って、コチラでは結構鋳鉄鍋料理の基本のようです。固まり肉も大体この方法で美味しく頂けますので是非挑戦してみて下さい!
Commented by presto-presto at 2009-12-31 10:32
さん&あんさん、でしょうでしょう(笑)このアングル(笑)ついつい撮影してしまいますよね。そしてこの角度から見ると本当に鶏の丸ごとにそっくり。鴨は太腿が小さかったので次点ですね(笑)。

今回初めての挑戦にも関わらずとても旨く出来ました。簡単で美味しいこのレシピ。我が家の定番になりそうです^^。
Commented by presto-presto at 2009-12-31 10:36
汐琉さん、本当に「お鍋」様様ですよー。
自分は大した事してないのに鍋が良い仕事をしてくれる。西洋料理って実は鍋さえ揃っていれば失敗は無いんじゃないかと思う今日この頃(笑)。

我が家で一番大きいこの鍋。中々出番無いんですよー(風邪ひいた時の鳥丸ごとスープとかお客さん来た時位しか出番が無かった。涙)。でもこのレシピのおかげで出番増えそうな予感。
デロンギのオーブンとは・・・御主、中々の強者ですな(笑)
Commented by presto-presto at 2009-12-31 10:46
sara-rinaさん、今回はTも久しぶりに感激していました(食べる前に写真撮影で「おあずけ」されたのは気に喰わなかったようですが。笑)。やっぱり料理ってのは「美味しい!」と言ってもらえると作り甲斐があるってもんですよね。

丸ごととかってやっぱり触りたくないとか苦手な人多いようですね。僕は幸いにも(?)留学時代に友人からの誘いを受け伝統的な豚の屠殺解体に立ち会ったことがあるので、大抵の食肉は平気です(それでも脳とかは肺は苦手)。スーパーで入手できる食材なら大抵は問題無しです。

このレシピ、簡単で失敗する要素が少ない(はじめの焼き入れる時に注意する位)で是非お試しあれ。映画での失敗はアメリカ人ですから(笑)、普段からおいしい料理を器用に作れる日本人だったら失敗は少ないと思います(笑)。

京都出身という事はお雑煮は白みそですか?我が家は毎年恒例のヴェトナム料理の「フォ」で新年を祝います。
良い年越しを!そして良い新年を!
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-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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