マーキングとマナーベルト。
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マーキング防止グッズと称したマナーベルトというものがあるらしい。




いつものようにブログを徘徊していると、マナーベルトという見慣れない単語が目に飛び込んできた(日本の皆さんにはお馴染みのものなのかもしれないが)。
はてマナーベルトとは?と思い早速ググってみると『マーキング防止のマナーベルトでマナー良い愛犬にしつけましょう!』とか『マナーベルト - 男の子のワンちゃんがお出かけしたときにマーキングをしないようにする為のマーキング防止用ベルト』というサイトがヒット。そんなサイトを読んでみると、どうやらマナーベルトというのは、マーキングを防止(!?)する為のおむつのようなものだという事がわかった。犬におむつ?果たしてこんなものが本当に必要なのだろうかと僕は頭を悩ませる。
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匂い嗅ぎとマーキング。オスの犬を飼っていれば必ずつきまとい誰もが一度は考える問題だと思う。ではマーキングの何が問題なんだろうと考えてみる。まず一番に考えられるのが「所構わずマーキングをするのでは?」という心配ではないだろうか。

ところで、日本よりも犬を連れて行ける場所が遥かに多いここドイツ。デパートは勿論、食料品を扱う以外の大抵の商店(大型家電店も含む)には出入り自由だし、カフェだってレストランだってテラス席だけではなく店内に普通に連れて入る事が出来る。勿論公共交通機関のバスにだって電車にだって一緒にのれる(切符は必要だけど)。しかし訪れた商店の中でマーキングの跡を見た事も無いし、電車の中でマーキングをしている犬を見た事も無い(電車の中で立ちションしている酔っぱらいは見た事あるけれど。苦笑)。勿論レストランに2時間以上滞在していても隣のテーブルのワンコにマーキングされた事も無い(笑)。

これは決してドイツの犬がすべておりこうさんという訳ではなくて、そういう公共の場ではマーキングをさせないという暗黙の了解が大前提にあり、そう躾ける義務が飼い主にはあって、もし躾けが出来ないようならばそういう公共の場に犬を同伴させないというのが常識となっているからである(これは犬の無駄吠え(他の犬や人にガウる)も同様)。
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マーキングと躾け?と思う人もいると思うけれど、人と一緒に行動している以上犬は好き勝手に何処にでもマーキングをして良いわけではないという事をまず飼い主が認識しなくてはいけないのではないかと僕は思う。
愛犬と散歩に行き、ついつい犬のペースで犬に引っ張られて犬が好き勝手にそこら中の匂いを嗅いだり、マーキングをしてしまう事を許してしまう事は無いだろうか?
しかしあくまでも主人は人であって犬は追従するパートナー。主導権は常に人が握っているべきで、勿論トイレの場所やマーキングして良いポイントを決めるのも人間。この点を僕達飼い主は決して忘れてはいけないと思う。
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例えば我が家では人様の玄関先や庭先、商店の前や役所や教会などの建物にマーキングする事を固く禁じている。もしそのような場所でマーキングをする素振りを見せれば、リードを軽く引っ張って自分の近くに引き戻してそのまま進むか「Nein!(ダメ!)」というコマンドを発して事前にマーキングを防ぐようにしている。

毎日の散歩の際にしっかりと愛犬の行動を観察していると、排尿したいのかマーキングしたいのかが自然とわかるようになると思う(少なくとも我が家ではそうだった)。我が家の場合、基本的に最初の3回程は排尿。それ以降はマーキング。排尿とマーキングの違いはその量。メインの排尿さえ済んでしまえば、後に続くマーキングのコントロールは意外にも簡単に出来る。

我が家のPrestoを見ていると、マーキングは殆ど条件反射的に、例え尿が出なくても(既に膀胱が空でも)足を上げマーキングをする。そして僕達がコントロールしなければ、それこそ並木の一本一本すべてにする勢い。そしてもう一つ興味深いのがマーキングの回数もノーリードで自由に歩かせている時よりも、リードをつけて歩いている時の方が格段に回数が増える点。もしリードを付けての散歩の際にコントロールをしなければ、それこそ散歩どころではない程頻繁に辺り構わずにマーキングをはじめるから困ったものである(これは一度Prestoの好き勝手にさせてみてわかった事)。
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ちなみに写真のような匂い付けも、我が家では辺り構わずさせないようにしている。
例えば肥やしが撒かれたばかりの土地(田舎ならでは。苦笑)で匂い付けをはじめようとする行動をとった時は、すかさず前述の「Nein!」や「Komm!(来い!)」のコマンド発動。これは往々にして愛犬が汚れ臭くなるのを恐れる飼い主のエゴかもしれないけれど、匂う犬を連れて町を歩くのも何だなぁという僕達の考えからそうしている(マーキングにしろ匂い付けにしろ、常に愛犬を観察して、行動を事前に察し対処するのが重要)。

そしてもう一つ散歩の際の終始鼻を地面に擦り付けるように匂いを嗅ぐ行動や、他の犬のマーキングの匂いを嗅ぎ舐める(匂いを嗅ぐのはそれ程問題ではない)行動をした時も制するようにしている(辺り構わずマーキングしないようにするのと同様に)。ドイツでは「匂いを嗅ぐのは犬の仕事」とも言われているけれども、匂いを一生懸命に嗅ぐあまり飼い主の許可なく立ち止まったり、コマンドを聞き入れなくなってしまう程無我夢中になってしまうのは困りもの。そのような時はマーキングをコントロールするのと同様にリードをクイクイと引っぱり「Komm!」というコマンドを発してPrestoの意向など無視して先に進むようにしている(あくまで人が主導)。
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話しが少々ずれてしまったので最初のマーキングとマナーベルトの話しに戻すと、普段から愛犬と散歩に行き、しっかりと愛犬の行動を見つめ、「良い」と「いけない」を明確にすればマーキングのコントロールはそれほど難しくない筈で、それこそマナーバンドなるものにお金をかける必要はサラサラ無いのではないかと僕は思う。

もしマナーベルトをしている事によって他人に「私は気を使ってますよ」という姿勢をアピールしなければいけない社会であるのならばマナーベルトを使わないわけにはいかないのかもしれないけれど、マーキングのコントロールは「待て!」や「伏せ!」等の躾けよりも遥かに簡単に実践出来る事を忘れないで欲しいと思う。


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by presto-presto | 2010-08-05 09:40
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-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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