2010 Windhund Festival -ウィペット編
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サルーキーのリングを後にした僕達は、この日一番楽しみにしていたウィペットの審査の行われているリングへと向かう。



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普段見慣れないサルーキー達をゆっくりと興味深く見学しながら移動していると、チラホラとウィペットの姿が僕達の目に。
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何とサルーキーのリングの隣はウィペットの審査が行われていたリング。多くのウィペットとそのオーナー達、そして参加者達のテントがグルリとリングを囲むように林立する。
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「あれPresto、ゲージの中に入って何してるの?」ってぐらい似ていたこのウィペット。実際にはPrestoよりも小柄のメスのウィペット。実はこの日、何匹かPrestoにとっても似通った容姿をもったウィペットに遭遇する。
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ウィペットの左足にハンドラーの左足。完全にシンクロしてリングを回る一人と一匹の呼吸はピッタリ。日本のようにプロ(?)のハンドラーではなく、大抵はブリーダーさん自身やその家族が練習を積みハンドリングをこなす。
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審査前にオーナーさんによって入念なチェックを受け出撃準備(?)をするウィペット。さすがというか何というか、どのウィペットも実にお行儀良く堂々とショーをこなしていた。
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リングで行われている審査の様子を静かにジッと見入るウィペット達。
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そしてジャッジの審査を静かにジッと受けるウィペット。ジャッジを行うのはウィペットという犬種を知り尽くした国内外の著名なブリーダー達。

ウィペットの容姿や性質を崩さず未来に繋げる、あくまでスタンダードに沿った繁殖(これを指して繁殖というと僕は思う)を真剣に行うブリーダー達。そしてドッグショーとはブリーダー達が長年かけて繁殖してきた犬達を評価してもらう晴れの舞台。
そのブリーダー達に一番必要とされるのは、良い個体を見極める"目"。例え著名な犬舎の出だからといって、そのすべての犬達が素晴らしい犬という訳ではないのはあたり前で、生まれてくる子犬の中からスタンダードという基準に沿った一握りの犬を選べる"目"を鍛える。これがまずブリーダー達に欠かせない資質のひとつ。

多くのウィペット達をその目で実際に見て、スタンダードに沿った上で自分の理想のウィペットを繁殖させる。それこそがドイツにおける繁殖であって、スタンダードに沿わない、ショーにも出した事の無い犬同士で行われる、無知で無謀で安易な素人繁殖(「自分の犬にも子供を生ませてみたい」や「仲良くなったウィペット同士で繁殖させてみたい」等の)には、例え両親が血統書付きでもその子犬達に血統書が下りる事は無く、雑種扱いにされるのにはこのような理由がある(そうしないとウィペットという犬種自体が崩壊してしまう)。
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その為にブリーダー達は自慢の愛犬達を連れて、ドイツ全国各地で行われる主要なドッグショーに参戦し(地方で行われるウィペットが2〜3匹しか参戦しない、またウィペットに精通していないジャッジによって得られた賞など何の意味も無い)国外のショーにも精力的に参戦し、多くのウィペット達をその目で見て触れて、そして他のブリーダー達と交流する(情報交換及び今後の繁殖の為に)。これがドッグショーの持つもう一つの顔でもある。
そんな訳でこの日も駐車場にはドイツ各地、遠くは北ドイツのナンバーの車も沢山駐車してあったし、スイスやオランダ、イタリア、フランスなどのナンバーをつけた車も多く見かけた(会場内のアナウンスも、ドイツ語、英語、イタリア語、フランス語の四カ国語だった)。

ちなみにドイツでは少なくとも片親がチャンピョン等の賞を受賞していなくては正式な血統書が申請される事は無く、またチャンピョン犬の子だからといって特別扱いはされない(なぜなら血統書持ちの子犬達は皆チャンピョンの子というのが普通だから。笑)。
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見事なまでに大きさが統一されている審査中のウィペット達。

勿論ドイツにも体の大きなウィペットや小柄のウィペットも存在するし、それが悪という事は決して無い。寧ろ大型のウィペットを好む人も多いし、大型のウィペットは中々チャーミングな性格を持ち、運動能力に長ける事も多々ある(コーシング等で活躍する事も)。
しかしそんなスタンダードよりも大型のウィペットは繁殖に用いられる事は無く、あくまでスタンダードの大きさに沿った個体のみが繁殖に用いられる。

また繁殖には体格や容姿だけではなく、その犬の性格までもが重要な要素となり、極端に臆病な個体や攻撃的な個体はいくらその容姿や運動能力が長けていても繁殖に用いられる事は決して無い(Prestoのように停留睾丸等の遺伝性疾患を持つ犬も繁殖から除外されるのはいうまでも無い)。
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とまぁこんな専門的な話しを実際に僕達にしてくれたのは、Prestoの立ち耳を妙に気に入ってくれたスイスから来ていたブリーダー老夫妻(金銭目的のプロのブリーダーというのは存在しないので、退職して時間にもお金にも余裕のある老夫妻がブリーディングしている事も多い)。なんでもこの老夫妻も以前立ち耳ウィペットを所有していたらしく、立ち耳特有のクルクルと変化する表情豊かな耳の動きが好きだと言っていた(笑)。

ちなみに昨年は1歳の誕生日目前ということもあり、Prestoの体型がスタンダードに近いものなのかどうかイマイチ掴めなかったけれど、今年やっとショーに参戦しているウィペット達に比べても決して劣る事の無い、中々良い体格の持ち主だという事がわかったのは嬉しい点。このブリーダー老夫妻にも「とっても良いウィペットよ!」と褒められる(多分にお世辞が含まれているのだろうけど、やはり自分の愛犬を褒められると嬉しいものである。笑)。
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今回のショーを見ていて思ったのは、ウィペットの毛色にも流行があるようで、最近はPrestoのようなブルーブリンドル、それにレモン色のサンドブリンドル、フォーンが多く、茶系の全身ブリンドルやレッドブリンドルはあまり見かけなかった。
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最後にまるで絨毯のように折り重なって眠るウィペット達(笑)。一体何匹のウィペットが折り重なってこの絨毯を形成しているのか(とっても愛らしい)。

盛りだくさんのイベントだったサイトハウンドフェスティバル。まだまだ続く・・・(苦笑)


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by presto-presto | 2010-08-10 21:26
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-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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