『犬めし』はじめました。
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Prestoを迎えると決めたときからずっと頭の片隅に置いてあった『犬めし(生肉食)』をとりあえずはじめてみる事に。




事のはじまりは、先日ベルリン在住の獣医師・京子アルシャーさんにかけた一本の電話。急に体調を崩してしまった愛犬のサルーキ犬・ボダイ君の容体を案じて電話をしたのだけれど、一番の心配だったボダイ君の容体は安定していると京子さんから聞きホッと溜息。そして一安心したついでに、最近体調著しくなかった(長期の目ヤニやら急な咳など)我が家のPrestoの健康について相談。そこで話題に上がったのが生肉食を主体とする手作りの『犬めし』。

以前からこの『犬めし』については非常に興味を持っていたものの、知識も無く、どこから手を付けて良いのかわからないというのが本音だった。そこで京子さんにこの事実を伝えると、何とその場でPrestoの体重から一日に必要な生肉量をささっと割り出してくれ、これが現在の(簡易)生肉食を始めるきっかけとなったのだった。
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遂に踏み出す本格的な生肉食への第一歩。いつものフードに適量の生肉をトッピングする事からはじめてみることに。

まずはいつもの1/3量のフードをこれまたいつものように水適量でふやかしておく。そして体重から算出された生肉をその間に食べやすいように小さく切る。我が家の生肉食第一弾として採用されたのはドイツではお馴染みのスープ用牛肉(Rindergulasch) 。気になるお値段は500g3ユーロ40セント(超円高の現在ではあまり参考にならないかもしれないけれど約380円。気分的には340円ってな感じ)。やはり肉食中心のドイツだけあって、日本と比べると肉は比較的安価。
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『犬めし』をはじめてからというもの、食餌の用意をしていると必ずキッチンにやって来ては写真のように食餌の用意をする僕をジッと見つめながらお行儀良く待つようになったPresto。以前は食事の用意をしているのなんてお構いなしにリビングのソファーでヘソ天で大爆睡していたのに、この以前とは大きく異なるPrestoの行動に少々ビックリ(笑)。
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そしてこれが我が家の生肉食への第一歩、ふやかしたフードに少量の白米と牛生肉をトッピングした『犬めし』。牛肉はそれだけ食べてしまわないように、フードとほぼ同じ大きさにカット。
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出来上がった『犬めし』を持って我が家の犬食堂(!?)である僕達の寝室へと移動。写真は我が家のご飯前の定番、食前の「待て」実行中のPresto。
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「おっけー!」の合図と共に『犬めし』に食らいつくPresto。生肉食をはじめてからというもの、食いつきは非常に宜しい(嬉)。
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がっがっがと『犬めし』を勢いよく食べるPresto。ちなみに生肉食だからいつでも完食というわけではなく、以前記事にしたように自動食餌摂取量調整機能は常に作動しているようで、極端に運動量の少なかった日には例え生肉食だろうと惜し気もなく残すのはとてもPrestoらしい。
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「ふっー!」と休憩を挟んで・・・
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がっがっがっと食べに戻るPresto。ちなみにPresto、一気食いというのは我が家に来てからというもの一度もしたことはなく、かならず2〜3回の休憩(ぐるりと部屋を一周)を挟んで完食するのが普通。
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そして食事が終わると僕の方を振り向きもせずにしらっとリビングへと向かう(ちょっと寂しい)。
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完食後の様子。白米だけがポロポロと残される。全く白米大好きの日本人が飼い主だというのに、奴はコメよりもパンが好きという西洋かぶれ(?)ぶり。そして「お米はお百姓さんが一生懸命手塩にかけて収穫したのだから、ありがたく最後の一粒まで残さず食べなさい!」と言い聞かせたいものの、残念ながらPrestoは人間の言葉をそこまで理解することは出来ない。
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食事を終えリビングでじっとPrestoが待つモノ。それは食後のデザートというには少々肉々しいビーフジャーキー(笑)。『犬めし』完食後だというのにPrestoの目はビーフジャーキーを前に期待でキラキラと輝く。
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いつもは「おっけー!」のコマンドの後に華麗なる(激しい?)喜びの舞が見れるのだけれど、この日は伏せの体制のままビーフジャーキー攻略にかかるPresto。数ある犬おやつの中でもこのビーフジャーキーは一番の大好物。
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ちなみにコチラ、Prestoの朝めし。夜同様に水でふやかしたフードに、間接部の軟骨と腰骨強化作用があるというオースターを主成分としたサプリ(とっても牡蠣くさい)と毛色を保つ効果があるという海藻粉をトッピング。特に牡蠣サプリは効果があるようで、このサプリを使い始めてから、寝起きにギクシャクと動くことが無くなった。


さて生肉を使用した『犬めし』をはじめてから一週間が経過。今回は免疫力と心機能の強化を目的にはじめた生肉食。これらの効果は目には見えないのでどれほどの効果があるのかはわからないけれど、生肉食をはじめてから毛がパピーの頃のように柔らかくなったのに驚き。そしてこれは生肉食の影響かどうかはわからないけれど、散歩に行くといつよりもさらに活発に、そして意外なことに僕達にいつもよりも注意を払うようになる。さすがにこれは今がこういう時期だけなのかもしれないので生肉食の効果とは言い難いけれど、一応記しておこうと思う(苦笑)。

市販のフードを止めて、本格的な生肉食をはじめるには多くの文献を読まなければいけないし栄養学の知識も必要となるので今すぐにというわけにはいかないけれど、いつかは『手作りの犬めし』がやはり夢。これに移行できるようになりたいと今回簡易生肉食をはじめてさらに強く思うようになる。
そして時間さえあればベルリンの京子さんの所に犬めしセミナーを受けに行くのが一番の近道かもと思う今日この頃(勿論大忙しの京子さんにはそんな時間無いと思うけれど)。

ちなみに用意が面倒だと思っていた手作り食。意外と時間も手間もかからないので継続は難しくなさそう。


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by presto-presto | 2010-10-30 08:01
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-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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