365日。
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丁度一年前の今日(12月1日)この写真と共にこのブログははじまり、そして僕らのPrestoとの生活がはじまる。



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一年経った今でも鮮明に覚えているPrestoを引き取りに行った日。

今日と同じく愚図ついた天気の一日で、ブリーダーさん宅には午後1時半に訪問する約束だった。本当に僕らにPrestoを譲り受けさせてくれるのだろうか?とドキドキしながらブリーダーさん宅に向かった僕達。そんな心配とは裏腹にブリーダーさんは僕達をとても暖かく迎えてくれた。

まずは待望のご対面。兄弟犬(オス4匹(Prestoを含む)メス4匹)の中で一番最初の巣立ちとなったPresto。とても元気にコロコロと部屋中を駆け回っていた姿が今でも目に浮かぶ(笑)。
緊張気味だった僕らがまずブリーダーさんから聞かされたのは、Prestoのタマが一つ下りて来ていないという事実(睾丸停留)。もしコレが問題で(将来的にショーに出すとかブリーディングの資格を取るつもりとか)なら解約しても構わないし今から他の子犬を選んでくれても構わないと言われたが、僕らは既にPrestoを引き取るつもりで来たのでノープロブレム。
その後僕らはコーヒーを飲みながら食餌について、躾け方、爪の切り方、リードの引き方、生活する上での注意事項などをブリーダーさんからレクチャーを受け、あっという間に1時間半が過ぎて行った。

そして諸々の書類にサインを済まし、本当に僕らの家族の一員となったのが午後3時。僕らは車の中で10分近く写真を取ったり撫で回したりして過ごす(上の写真2枚はその時の写真。
帰路は犬を飼うのがはじめてだったTが運転(T曰く家までちゃんと抱きかかえる自信が無かったとの事)。そしてPrestoが寒がらないようにと考慮した赤い毛糸のセーターを着た僕が家までPrestoを抱える。車で一時間半程の道のりを時に悲しみ暴れるPrestoと格闘しながらTの実家へと向かう。
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既に前日から用意万端でスタンバイさせておいたTの実家の地下室(かつてTの部屋だった)。実家到着5分前に緊張からか車中で遂にゲロッたPrestoをまずは部屋に放す。

クンクンと部屋中を嗅ぎ回り、写真の絨毯の上で初オシッコ。僕らはあわてて用意してあった猫用トイレ(犬用のトイレ石(というか木片?)が敷いてあった)に連れて行く。すると信じられない事に2回目からはトイレの度にちゃんとトイレにスタスタスタと向かって用を足したPresto。勿論2〜3回は絨毯の上での失敗もあったけど、本当に我が家に迎えたときから手のかからない子犬だった。

写真ははじめの数日を過ごした地下室で寛ぐPresto。このテーブルの下が最初のお気に入りの場所となる。
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2回目の予防接種(一回目は既にブリーダーさん宅で接種済み)が終わるまでは散歩に行ってはいけないと信じていた僕達。それもあって庭があるTの実家への滞在を当初は2週間程予定。しかし心配していたトイレの問題も予想を良い意味で裏切り全く無く、夜泣きも無駄吠えも無かったので僕らは引っ越し最中だった新居へと数日後に早々に移る事に決める。
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ネットで飼い方情報を収集していた僕は、Prestoを迎えるにあたり実は既に大きなケージも用意していた。
しかしTやTの叔母(ブリーダーの資格を持つ)から「非人(犬)動的」だと言われ結局ケージは今も物置の奥にしまったまま。僕らの住むドイツではケージに入れて留守番させたりクレートトレーニング(留守番や躾けのための)などを行うのは非常に稀なようである。
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そんな訳で新居に到着したその日から自由行動だったPresto。それでもトイレの位置や寝床、遊び場などの場所認識を明確にさせる為に、最初の一ヶ月ほどは僕らの寝室とリビングの2部屋だけがPrestoに解放される(廊下にはビールケースを置きバリケードを作る。笑)。
ちなみに我が家ではソファーは立ち入り禁止区域ではなかったので、最初からPrestoのお気に入りの場所となる(特に僕の足の間)。
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2回目の予防接種が終わりようやく散歩に出る僕達。

まずは家の回りを一周。そして徐々に距離を広め、今では朝の定番散歩コースとなっている川沿いの遊歩道が僕達の最初の定番散歩コースとなる。
初めて散歩に出たのが凍てつく真冬。マイナスの世界でも最初は震えながら、でも散歩をしはじめれば体が温まるのか寒さなど気にせずスタスタと散歩を楽しんでいたPresto。今でも雪や氷は大好物のようである(笑)。
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室内での一人遊びも教えたわけでもないのにとっても上手だったPresto。特に噛むとピーピー鳴くオモチャが大好きで、写真のフィーフィー(犬のオモチャ)などは今でも健在でビービーいわせながらブルンブルンと振り回して遊んでいる。

そしてこの頃覚えたのがボールの楽しみ。
ボールといっても最初はパピーコングでの遊びを教えた僕達。軽くコングを投げると予想のつかない軌跡が興味を引いたのか、いつしか投げるとコングを追いかけるように。そんな遊びをしながら「持ってこい」のコマンドを学び、野外でもコングやボールでの遊びが大好きになる。
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今でもコメントを残してくれるゆうこりんさんからの「愛犬のパピヨンとディスクを楽しんでいます」というコメントがきっかけでフリスビーを試みたのが2月の終わり頃。
最初は僕らもフリスビーを巧く投げられなかったし、Prestoもフリスビーをキャッチするというよりは写真のように口にくわえて逃走するのが楽しかったようで(僕らはこのまるでお盆を運ぶようにフリスビーをくわえるPrestoを「ウエイターさん」と呼ぶ)一体何をしているのかわからないような状態が続く(汗)。
それがいつからかちゃんとフリスビーを追いかけるようになり、遂にはジャンプキャッチも出来るように。またフリスビーに執着するあまり、キャッチした後も僕らにフリスビーを返してくれなかった問題もフリスビーを2枚用意する事で解決。
今ではフリスビージャンキーと言っても良い程フリスビー大好きな犬となる(おかげで怪我も絶えないけれど。笑)。
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春になりはじめて訪れたドッグフェスティバルでRuffwearのウェブマスターハーネスに出会う。このハーネスのお陰で、散歩に行くようになってから一番の問題だった散歩時の「引き」が解決。僕らの散歩も格段に快適になる。

また陽気が暖かくなってくると共に、暑さに弱いようだという事が発覚。寒い冬に育ったのが関係しているのか、今でもPrestoは暑い日よりも凍てつくような真冬の寒い日の方が俄然元気である(笑)。
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貯まりに貯まったPresto の写真を改めて見てみると、どうやらちゃんとフリスビーがジャンプキャッチ出来るようになったのは初夏の頃。この頃からフリスビーを追う動作もダイナミックに。

そうそうもう一つ忘れてはならないのが、この頃念願のデジイチを入手。今まで以上にPrestoの撮影が楽しくなり、散歩も今まで以上に楽しくなる。
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例年になく暑い日々が多かった今年の夏。なんといっても一番の収穫はPrestoが水を恐れなくなった事だろう。
最初は水のそばに行くのも怖がっていたPresto。特訓の甲斐あって今では水を怖がらないようになる。とはいってもラブラドールのように水大好きで水見ると飛び込んで行ってしまうという事はさすがに無いけれど、ダミーがあればちゃんと泳げるし、今では水浴びも問題無しなのは嬉しい点。

本当に今年の夏はPrestoのおかげでとっても充実した思いで深い夏となった。
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そして秋。秋から冬にかけては故障の多い残念なシーズンだった。
涼しくなり大好きなフリスビーを追いかけるスピードも上がり、それに加えて悪天候が続き地面のコンディションが悪かったこともあり、2回も足を痛める事に。
獣医さんも言っていたけれど、スポーツをする限り怪我はつきもので、それが心配だったりイヤだったらリードを繋げて普通に散歩するしか解決策は無いのが現実。
今回の怪我でPrestoにとって爆走やフリスビーが如何に大事なのかを肌で感じた僕達。これからはあまり怪我をしてくれないように願うばかり。
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そして最後の写真は今朝届いたプレゼントの新しいフリスビーに喰らいつくPresto(笑)。
只今フリスビー謹慎中のPresto。大好きなフリスビーが恋しかったのかガシガシと楽しそうに喰らいつく。あまりガシガシやられると投げてもいないのにリムがギザギザになってしまうのでしばらくしたら取り上げる事に。多分今週末からまた大好きなフリスビーも出来るようになる事でしょう(笑)。

時が流れるのは早いもので、Prestoが我が家の一員となってから365日が経過。
先日の誕生日も記念日としては大事だけれども、やはり初めて我が家にやって来た日というのは僕らにとって非常に感慨深いものがある。
残念ながら出張で何日か家を留守にする事もあったけれどもPrestoと一緒に過ごした365日。今まで以上に充実した思いで深い一年となった。

これからも元気に僕らと共に生きてくれる事を心から祈るばかりである。

Prestoよ、我が家に来てくれて本当にありがとう!

そして・・・
このブログに本当に沢山の方々がコメントを残してくれ、また訪問して頂けた事に心から感謝の意を表したいと思う。
by presto-presto | 2009-12-01 15:12
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-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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