まっ白。
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大型低気圧デイジーがドイツ全土を覆った日曜日の午後。僕らはまっ白に染まったいつものお気に入りのコースへ散歩に行く。



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僕らが住む南西ドイツは北ドイツ程低気圧の影響を受けなかったけれど(北ドイツでは近年稀に見る大雪となってかなりの被害が出たらしい)それでもシンシンと雪が降ったおかげで、どこもかしこも雪に覆われすっかり冬らしい景色となった。
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この日の日中の気温は−1℃。風さえ吹かなければそれ程寒さを感じない温度(すっかり耐寒体質になった僕。笑)。軽やかに歩くPrestoとは裏腹に、僕らは積もったばかりの粉雪の中をズブズブと苦労しながら進む事に。
いつもは僅かながら行き交う車(この農道はしばし近道として使われる)もこの日は皆無。まぁこの積雪で普通の車でこの農道に乗り入れたら雪にはまり立ち往生してしまうのは誰の目にも確かか(笑)。
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Prestoの膝(?)まで積もった雪などお構い無しに、いつものようにフリスビーを楽しむ。粉雪なものだから飛び上がった瞬間やブレーキをかけた瞬間に、まるで砂漠を行くラリーカーのように派手に雪吹雪をあげるのが見ていてカッコいい(笑)。
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実際にどれくらい雪が積もっているかというとこんな感じ。今シーズン一番の積雪量。積もったばかりの粉雪はサラサラしているのでPrestoにとっても危険は少なく(これが溶けきらずに凍ったりすると足や肉球を切ったりしてしまう)Pretso自身も積雪量などお構い無しに全力疾走。
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上の写真でTの持つフリスビーに集中していたPresto。Tがフリスビーを中々投げずに(僕の指示。笑)僕が密かにカメラを向けているのに「!」っと気付くと・・・
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「タダではモデルはしませんよー!」と言わんばかりにスタスタと逃げていく。もうちょっと撮影に協力的でも良いのではないだろうか、Prestoよ(困惑)。
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空も大地もまっ白。所々そびえ立つ木々のシルエットだけが黒く見え、まさにモノクロの世界。そしてそんなモノクロの世界をスタスタと歩くPrestoが僕らの水先案内役(笑)。
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雪道を歩くとよくわかるPrestoの行動パターン。基本的に僕らを出発点として写真のような円行動をする事が多い。この写真では僕らの横で円を描いていたけれど、例え5m程先までスタスタと歩いて行っても、惑星の軌道のように大きい楕円を描き僕らの元に戻ってくる。基本的には円行動で、ハチのような8の字ダンス(確か小学校の時の教科書かなにかで読んだ記憶が・・・)をする事は無い(笑)。
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フリスビー第二ラウンド。この写真を見ていてふと頭をよぎったのが「私をスキーに連れて行って」。映画の内容も主題歌のメロディーも記憶に無いけれど、ふとこんなタイトルが浮かんで来てしまった僕は40目前(汗)。
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寒さも雪も関係なくフリスビーを堪能するPresto。この日もとっても満足気な表情。
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足がズッポリ雪に埋没しているPresto(P、変な顔)。
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雪にズッポリ埋まる僕の足を撮影しようとすると、急に盛り出し(!?)僕の足目がけてマウンティングを開始しようとするPresto。まったく何処で覚えたのか、最近隙あらば僕の足をガシっと掴み腰をフリフリマウンティングを開始しようとする(何故かTにはしない困った奴)。
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足がズッポリ埋まる程の積雪でも元気に爆走。さすがにいつものような低空爆走は出来ないので、ウサギかカンガルーのように少々跳ね気味に爆走する(これがまたカワイイ)。
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散歩を終え車に戻る僕達。普段はこの坂の下に車を停車するのだけれど、さすがにこの積雪では下りるのはまだしも、雪にはまって坂を上れそうも無かったのでいつもよりも手前に駐車。この判断は間違っていなかった模様(後日同じ場所に散歩に来たTは、雪にはまって動けなくなっている車を多数目撃)。
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おまけ写真は車のナンバープレートに出来た氷柱(つらら)。僕らの街ではそれ程見かけないけれど、北ドイツでは80cmもある氷柱が軒下にぶら下がっていて、もしも直撃するような事があれば死に至る恐れもあるので軒下の氷柱を消防車などで除去している様子がニュースで流れていた。

先週からドイツ全土を賑わした(?)低気圧デイジー。既に地中海に抜けたようで寒さも一旦小休止。しかしまた今週末に気温が下がり雪が降るかもしれないとの予報。12月のはじまりには暖冬になるのではといわれていたのに、予想に反しての中々の冬っぷり。まぁ妙に生暖かい冬よりも寒さでキリッと引き締まった冬の方が冬らしくて僕は好きなのだけれど・・・。
by presto-presto | 2010-01-14 10:01
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-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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