ブレーメンの音楽隊を求めて。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_723957.jpg
8月26日木曜日。大雨のち曇。夏の休暇旅行4日目。北海を後にした僕達は次の宿泊地へ向かう途中でブレーメンを訪れ、有名なブレーメンの音楽隊を探す。




ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_7254758.jpg
朝食を済ませホテルをチェックアウトして外に出ると、どうにも回復しそうも無い程の分厚い雨雲に覆われた最悪の雨降りの天気に肩を落とす僕達(寒かったし)。まぁこの日はビーチに行くわけでもないし(ドッグビーチ三昧の日々は終わり)気を取り直して雨降る中をこの日の最初の目的地であるブレーメンへと向かう。

1時間半程の道中、雨は降りっぱなし(不思議と強風は吹いていなかった)。そしてPrestoは後部座席のPettube内で寝っぱなし。車がブレーメンの旧市街に到着し、車を停めてハッチバックのドアを開けるとノソノソとPettubeから這い出て来ておはようの大あくびをするPresto。写真はそんな決定的(?)な瞬間を撮影したもの。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_731291.jpg
Tも僕も訪れた事の無かったブレーメン。丁度次の目的地への道中だったし、折角だから立ち寄ってみようと思い、はじめてブレーメンを訪れる事に(行きに予定外の夕食をとる為にちょっとだけ寄ったけど)。
それにあずきのかあちゃんのコメントにもあった有名な「ブレーメンの音楽隊」の銅像があるという事を聞いていたので(ガッカリ度が高いらしい)是非コレを探してみようと雨降る旧市街へと繰り出す。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_7401618.jpg
失業率が高く、街もそれ程美しくないと聞いていたブレーメン。ところがどっこい(←古い?)街は多くの商店と人で溢れ、第二次世界大戦で破壊されなかった(若しくは復元した?)中心地はことのほか美しく、良い意味で僕らの期待を裏切る結果に。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_743252.jpg
旧市街の中心にあるとても美しい市庁舎。ユネスコの世界遺産にも登録されているこの市庁舎。美しい内装の内部を見学することも可能だけれど、僕達は犬連れだったので断念(教会、市庁舎、博物館及び美術館、ホール等は原則としてペットを連れての入場は禁止)。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_7471614.jpg
市庁舎正面から見る、昔の市場広場(Marktplatz)の様子。

仕事柄、実に多くのドイツ国内の都市を訪れる機会に恵まれ、各地方特有の、そして様々な年代の特徴的な建築様式の建物を見て来たけれど、ドイツの重厚な建物って青空の広がる晴天よりも実はこんなドンヨリ空の方がしっくり来るように僕は思う。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_7554581.jpg
ブレーメン大聖堂(見学しようと思ったけれど(PrestoとTは外で待機)昼の礼拝中で見学出来なかった)の横に立っていた4方向に向かってラッパを吹く人々の銅像。でもコレ、僕らの目指すブレーメンの音楽隊じゃない(残念)。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_7593882.jpg
いつもの如く地図も持たずに下調べも無しでブレーメンの音楽隊像を探す僕達(汗)。市場広場をあても無く歩いていると(汗)ゾロゾロと観光客が出て来る小道を発見。もしかしたらソコに目指すブレーメンの音楽隊が居るのではないかと思い向かってみると、写真のような黄金のレリーフが壁に彫られた、真っ赤なレンガ造りの怪しい(?)小道に出くわす。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_823975.jpg
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_82899.jpg
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_83749.jpg
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_833263.jpg
この記事を書く為にググってみると(汗)この通りはブレーメンの観光名所の一つベトヒャー通りという有名な通りで、コーヒー(今でもブレーメンはコーヒーの輸入で有名)で財を成した商人が、大枚をはたいて芸術家に依頼して作った特殊な通りとの事。確かにこの通り、ドイツ風というよりはどこか北アフリカ地方のメディナ(旧市街)を歩いているような、一種独特な雰囲気が漂う不思議な通りだった。ちなみにこの通りにはオシャレなカフェや画廊、芸術系の店が建ち並び、それらを眺めて見るだけでも中々楽しかった。

ちなみにこの通りの出口付近にキャプテン寿司(中々凄いネーミングセンス。笑)という日本人経営(←コレを売りにしている)の寿司レストランを発見。窓から見えるレストラン内には剣道着を着たマネキンが立っていたりして(!)中々独特な内装だったけれど、インターネットでの評価は非常に高く、次回もしブレーメンを訪れる機会があったら是非訪れてみたい思う。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8192625.jpg
おぉ遂にこの怪しい通りでブレーメンの音楽隊を発見かと思いきや、確かにブレーメンの音楽隊に登場するロバ、犬、ネコ、ニワトリの銅像ながらもお話のように縦に合体(!)はしていない、どうやら音楽隊結成前の状態の銅像のようだった(爆)。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8231138.jpg
独特な雰囲気のベトヒャー通りを抜け、また市庁舎へと向かう僕達。写真は市場広場にあった地下の焼き物専門店を覗くPresto。そこにも有名な音楽隊は居ないねぇ〜。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8251815.jpg
どうにも音楽隊の銅像を見つけられず(汗)諦めてクルマに戻ろうとすると、Tが市庁舎の横に観光客の人だかりを発見。早速人だかりへと向かってみると・・・
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8285762.jpg
遂に念願の「ブレーメンの音楽隊像」を発見。

あずきのかあちゃん、これがあの有名なブレーメンの音楽隊を模した本場ブレーメン(爆)の銅像ですぞ!しかしこの銅像のワンコ(下から2匹目)。Prestoもビックリな立派な立ち耳の持ち主。しかもこの立ち耳ワンコ、何だかドイツ犬というよりは日本犬(柴犬系?)かキツネのように見えるし、その上のネコは、ネコというよりはイタチかカワウソに見えるのは僕だけだろうか?(大汗)
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8344965.jpg
このあまりに有名なブレーメンの音楽隊像。ロバの前足に触ると願い事が叶うという、結構何処にでもありそうな言い伝え(ドイツの古い都市にはコレ系の玄担ぎの言い伝えが多い)があって、観光客のおばさん、おじさん、お年寄り達は、写真の如くとても嬉しそうにロバの前足を握って願をかけていた(現実的なTは勿論興味を示さず僕達は遠くからロバの足を握って幸せそうな観光客達を眺めるにとどまる)。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8392270.jpg
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8394471.jpg
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8412658.jpg
無事ブレーメンの音楽隊像を発見した僕たちは、市庁舎の裏の広場で開かれていた市場を見学。北ドイツ特産の魚介類のお店が多かった事と、野菜が僕達の住む町の市場のものより新鮮だったのと、花屋がとっても充実していたのが印象的な青空市場(この日は雨だったけど)だった。ちなみに真ん中の写真は、僕の好きなアンティチョーク。日本ではあまりみかけないこの食材。アザミ科の花のつぼみで、茹でてそのまま食べたり(結構しょうゆが合う。笑)ピザの具として使用したりとヨーロッパ(特にイタリア)ではポピュラーな食材。
ブレーメンの音楽隊を求めて。_c0198524_8464547.jpg
ブラブラと市場を見学していると、雨が本降りになってきたので急いで車に向かう。ブレーメンでブレーメンの音楽隊を見るという目的を無事達成(笑)したので、僕達はこのままブレーメンを後にして、呪われたような記録的な大雨の中、予定以上の時間を費やしてこの日の宿泊地へと向けてアウトバーンを南下する。


にほんブログ村 犬ブログ ウィペットへ
にほんブログ村
by presto-presto | 2010-09-03 09:21
<< ラインの河原を目指して。 海辺でまったりと愛犬と過ごす... >>



-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
by presto-presto
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31