マイナス3℃のフリスビー救出作戦。
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身に沁みいる気温マイナス3℃の土曜の午後の散歩。僕達は義父と一緒に先週川へ水没してしまったフリスビーを救出しに行く事に。



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毎週水曜日はTがPrestoを連れて仕事に行く日。そして水曜日は義父がTが働いている間に大好きなPrestoと一緒に散歩に行く日でもある。
先週の水曜日。いつものようにPrestoと一緒に散歩に出かけた義父。以前は旨く投げられなかったフリスビーも上達して、最近はフリスビー持参で散歩ヘと出かける。そしていつものようにフリスビーを投げた瞬間に強風が吹き(義父談。笑)フリスビーは川へ飛んで行ってしまった(!)とのこと。
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フリスビーが水没してから数日経ったある日、義父が水没地点から5m離れた場所でフリスビーを発見。失くしてしまったフリスビーが気になって、義父は一人散歩で幾度か同じ場所に来ていたらしい。

写真はこの日の散歩で見かけたアオサギ(Fischreiher)。年間を通して僕らの住む地方の川辺でよく見かける鳥。ちなみに僕達はほっそりとした外見のこの鳥を『Prestovogel(プレスト鳥)』と呼んでいる。
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しばらく散歩をしていると澄んだ川の中にフリスビーを発見。いやぁ失くしたフリスビーが蛍光ピンクで良かったねと話す僕達。
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まずはリモートコマンドでフリスビー救出を模索する僕。しかし水の中のフリスビーを認識しないPrestoは「フリスビーを取ってこい!」のコマンドに「???」。しょうが無いので石をフリスビー水没地点に向けて投げてみる。
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ウィペットらしからぬレトリヴァー気質のPresto。投げた石に向かって果敢にもジャンプして入水するも・・・
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流れの速い川に流されてあえなく撃沈。
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そしてブルブルと震えながら陸に這い上がってくるPresto(このあと直にTにタオルで乾かしてもらっていた)。
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Prestoリモートコマンド救出作戦が成功しなかったという事は、いよいよ僕の出番(涙)。外気温−3℃。体感温度はおそらく−5〜6℃。靴下を脱ぎ濡れてもオッケーな靴に履き替え、ジーンズの裾を膝までまくり上げ意を決して入水。
実際に1月の川の水の中に足を浸してみると冷たい。とにかく冷たくて流れの強い川の水。外気温がマイナスという事は水温の方が暖かい筈なのに、まさに刺さるように冷たい川の水。実際には2〜3分のフリスビー救出作戦だったに僕の足は寒さで一時的に感覚が無くなってしまった。

写真は手を水に付けなくても良いようにとTが用意していたマジックハンド(笑)。コレのおかげで入水は両足にとどまる(ほっ。この冷たさで両手も水に浸けていたらきっと冷たくてしばらくは動けなかった筈)。
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僕が感覚のなくなった足をタオルで拭き靴下と靴を履いている間、救出されたおニューな蛍光ピンクのヒーローのディスクに歓喜するPresto。
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そして一足先に土手上の散歩道に上がった義父とPrestoはフリスビーを満喫。
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ようやく僕の足の感覚が戻って来た頃に散歩を再開。Prestoは嬉しそうにフリスビーをくわえながらルンルンと散歩続行(笑)。
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しばらくするとメスとオスの2頭連れのおばさんに遭遇。写真は身元確認中の3匹。
写真ではわかり辛いけれど、最近のPresto、相手がオスだと背中の毛が瞬時にふわっと逆立ち警戒態勢に。ここで相手が攻撃的でなければ無事に身元確認を終え遊びに入るわけだけれど、相手がガウったりすると喧嘩になりかねないのではじめての相手には非常に気を使うこの頃。
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ひさしぶりに他の犬と大爆走を楽しむPresto。実はPresto、未だに足の速いサイトハウンドとは出会った事がないので、いつも写真のようにルアー役。一度全速力で相手の犬を追いかけるPrestoを見てみたいというのは僕達のささやかな願いのうちの一つ(笑)。
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しばらくして猟犬気質と飼い主さんが心配していたメスイヌ(一度火がつくとコマンドが通らないのが心配らしい)も大爆走に参戦。このメスイヌは中々足がはやくタフらしく、長い間Prestoのスピードに遅れを取らずにピッタリPrestoのうしろを爆走していた。
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しばしの大爆走を楽しんだ二匹のワンコ達と分かれた後は森を散歩して車へと戻る。Tの実家に帰宅後には速攻で足湯(笑)。はぁ〜と一息ついて凍傷にもしもやけにもならなかった事に感謝。
そういえばドイツに来てから、しもやけって聞かないし我が家の裸族なPrestoも一度もしもやけにかかった事はない。もしかしてドイツの気候ではしもやけにはならないのだろうか?それとも防寒をしっかりしているからならないのか?結構謎かも。

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by presto-presto | 2011-01-31 08:32
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-僕とパートナー・Tと共にドイツで暮らすウィペット・プレストとの日常の記録。                 Presto:2008年9月18日生まれの♂のWhippet。           
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